放射線室
一般撮影検査
無線・有線を自在に切り替えて使用可能な薄型軽量のカセッテ型デジタルX線画像診断装置(カセッテDR)システムとして「FUJIFILM DR CALNEO Smart C」を採用しています。CsI素子とISS方式の組み合わせやノイズ低減回路を搭載し、低線量でも高画質画像を損なうことなく撮影による被ばく量を低減することができます。
また、高い抗菌性能と持続性を合わせ持つ抗菌コート技術「HYDRO AG」により、カセッテ全面を、銀系抗菌剤を含有した超親水性膜でコーティングした「抗菌仕様」のX線画像診断装置です。表面に付着した汚れを落としやすく、清潔で衛生的です。
X線CT撮影検査
CTとは、Computed Tomography の略語で、日本語では「コンピューター断層撮影法」といいます。ドーナツのような部分には、通常1対のX線を発生する管球と、管球から放出され人体を通過したX線の量を測定する検出器が向かい合うように位置しています。患者さんの身体の周囲を回転しながら連続的に管球から放射されたX線を、反対側の検出器で捕らえ、コンピューターで「輪切り状態」にした断面像を構成することで身体の中の構造を詳しく調べます。最近では、検出器の数を増やすことと、らせん状に身長方向に連続して撮影することで(ヘリカルスキャン)、一度に迅速かつ膨大なX線データを処理できるようになり、断面像だけではなく3次元の立体画像も構成することが可能になりました。当院では、16チャンネルのマルチデテクター方式のCT(東芝製)を採用し、高速スキャンと精度の高い3D画像を作成しています。
X線TV透視検査
X線透視(リアルタイムでX線の画像を動画のように観察すること)を用いて行う検査であり、体の中が透視して見えるので各診療科のさまざまな検査が行われます。TV検査では特に造影剤という薬品を使って、通常のX線写真では写らない臓器の位置や形などを確認します。有名なものでは、胃部透視検査や注腸検査があります。
骨塩定量
最も信頼性の高いDXA法によるX線骨密度測定装置(Discovery Ci)を導入し検査を行っています。この装置は骨粗鬆症の診断や治療効果の判定に使用され精度に優れています。
外科用イメージ
外科用イメージとは主に手術中での整復、カテーテル、ファイバー、リード等の先端の位置確認、造影、術後確認などの業務があります。術中イメージの機械は、放射線室TV室の透視台をポータブル型にした物でC型のアームにより患者さんを動かさなくてもいろいろな角度から透視できます。術中、術後ポータブルとは移動型X線撮影装置を使って、手術中ガーゼ確認や、マーキング、位置確認の写真を清潔下で撮影したり、手術後確認のため写真を撮影する業務です。
X線ポータブル撮影
回診用X線撮影装置で、移動出来ない患者さんのため、病棟・手術室などで使用しています。